かべ

悩んだり、迷ったり。けど最後には笑顔になる。

断薬してみて感じたこと

妊娠発覚の翌日から断薬して200日以上が経過したので、備忘録として残しておきます。

持っている障害と処方されていた薬

診断:適応障害ADHDASDグレー
処方薬:コンサータ(18mg×2錠)、ストラテラ(10mg)、スルピリドドグマチールの後発薬)、エビリファイ防風通聖散イフェクサーアルプラゾラムソラナックスの後発薬)、ゾルピデムマイスリーの後発薬)、クロチアゼパム(リーゼの後発薬)
……こう並び立てるといっぱいですね。

断薬して変わったこと

先延ばしが悪化した

シャワーを浴びたり、歯を磨いたり、毎日タスクリストを作るとか、創作をするとか、そういう些細な習慣がすべて崩壊しました。
習慣が崩壊すると自己嫌悪に打ちひしがれるようになりました。
まっとうな人間ではないということ、どこまでいっても障害者でしかないということを考えたりします。
私の場合、ひとしきり考えた結果「いま困ってないから別にいいか」となりましたが、自己肯定感が低かったり発達障害と向き合いきれていなければ辛いと思います。

物体との距離が読めなくなった

トイレに行くときに扉にぶつかる、冷蔵庫の引き出しにぶつかるなど、薬を飲んでいた時には収まっていた症状が悪化しました。
今はもう身体の中でお腹が一番出っ張っているのでお腹のすれすれで風を切ることがあり、いつお腹をぶつけるかと怖いです。

眠気が消えない

眠気については、断薬だけが原因ではないと思っています。
なぜなら妊娠糖尿病になってしまったのと、妊娠中のホルモンバランスの乱れから眠気が起こりやすくなるらしいので。

発熱の頻度が下がった

薬を飲んでいる間は月の半分くらい微熱を出していたのですが、それがぴたりと治まりました。
主治医から「あなたの発熱はストレスからだから」と言われていた理由をまざまざと感じました。
今、発熱は1ヶ月に1、2度あるかないかといったところで、非常に体調が安定しています。

断薬しても変わらなかったこと

家を出る時に慌てることがなかった

結構な頻度で家の鍵をかけてから「マスク忘れた」「骨盤ベルトつけるの忘れた」となりますが、その時に慌てることがなかったのは大きな発見でした。
薬を飲む前はもっと慌てていたと思うので「時間に間に合わない」ということが慌てる原因だったのだと気づきました。
今はそもそも時間に縛られる外出が少ないこと、また、たとえ時間に縛られる予定であっても余裕を持って家を出ているので取りに戻る時に慌てることがないようです。

ものの紛失がほぼなかった

大事なものの紛失自体は2回ありましたが、どちらも家の中で「どこに置いたかわからない」状態になっていただけで本気で探したら無事に見つかりました。
家の外でものを落とす、ということがなかったのは良かったです(そもそもあまり家を出ていないということもあるのですが)。
服薬中に使っているものがほぼ固定化されていたことも大きかったと思います。昔の自分なら飽き性で所持品をころころ変えるということがあったので。

自分の発達特性への解像度が崩れなかった

服薬していたときから自分の得意なこと・苦手なことの分類ができていたこともあって、ある程度のことは「仕方ない」と受け流すことができるメンタルになっていました。
体調が良いときは服薬していた頃から行っていた週次レビューを行うようにしたことが大きかったかもしれません。

もう一度薬を飲みたいか

ずっと考えていますが結論がでません。
飲みたいと思う気持ちもあれば、飲みたくないと思う気持ちもあります。
結論が出ない理由の大きなところとして母乳育児をするかどうか決めかねていること、育児中のサポート体制が大きいことが挙げられます。
私は発達特性からか身体が疲れやすいのですが、日中は義母、深夜の数時間は夫が家事・育児を一部担ってくれる手はずになっているのでよっぽどメンタルが崩れなければ飲まなくていいのではないか、と楽観的に考えてしまっています。
育休が終わり再び働きだしたら遅かれ早かれ飲まざるを得なくなると思いますが、それまでどうするかはまだ考え中です。


きっと結論は産後になるまで出ないのだろうな、と思っています。